消化ガス発電機
消化ガス発電設備
雪上車で培ったエンジン技術によって開発した小型・高効率の消化ガス発電機をラインナップしております。
本機器は各自治体の下水道施設から発生する未利用な消化ガスを燃料として発電を行うものです。また、食品工場、一般家庭生ごみ、家畜糞尿等から得られるバイオガスにも適応可能であり、クリーンエネルギーを得ることを目的としています。
近年日本はCO2排出量削減目標25%を掲げ、また地球温暖化の防止は全世界的規模で達成していかなければならないテーマです。よって本小型消化ガス発電機はその一端を担うものであると考えています。
本機器は独立行政法人土木研究所と共同で製品化したものです。
BG60A | BG30A |
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特徴
- 高効率
- 低価格・コンパクト
市販のパッケージ型ディーゼルエンジン発電機のエンジン部分を改造することによってガスエンジン化を行います。
既存のシステムを利用できます。(発電機部) メーカー以外でも整備が可能です。(発電機整備業者等)。
→ イニシャルコスト・メンテナンスコストを抑えることが可能です。 - 低メンテナンスコスト 市販のエンジン部品で対応可能です。
- 複数台運転制御による高効率出力運転が可能 また、それによりコスト削減が可能となります。
- 系統連系盤及び排熱回収装置をオプションとし、多様なシステム構成が可能です。
導入事例
バイオガス発電プラント
生ごみ・下水汚泥・家畜糞尿等のバイオマスはカーボンニュートラルで再生可能なエネルギー資源であり、地球温暖化防止やエネルギー問題に大きく寄与できるものとして注目されております。
バイオマスのメタン発酵により得られるバイオガス(メタンガス)をエネルギー源として発電をおこなうバイオガス発電は、資源循環・低環境負荷型の発電システムであり、2012年7月からの再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の対象となるなど、設備の普及促進がますます期待されております。
本機器が「Made in新潟新技術普及・活用制度」に登録されました
この制度は新潟県内の企業が開発した土木・建築分野における新技術を募集し、 実際の工事に使用した結果を含めて広く情報提供を行い、新技術の活用・普及を図る制度です。
詳しくはMade in 新潟 新技術普及・活用制度をご覧ください。
技術名称:小型消化ガス発電システム
商標名:BG30A
登録番号:23D1013
※ 平成28年2月にゴールド技術に認定されました。
ゴールド技術とは・・・新潟県や対象市町村が発注した工事で活用効果が高いと評価され、かつ実績の多い技術が認定されます。これにより、技術の信頼性が高まり、更なる活用・普及が進むことを期待されます。
(公財)日本下水道新技術機構の建設技術審査証明事業(下水道技術)において、バイオガス発電機の技術内容が証明されました
本証明書は下水道事業における新技術の活用促進に寄与することを目的として、民間企業において研究開発された新技術を対象に技術的な審査を行い、その性能、特徴等が客観的に証明されたことを意味します。
技術名称:高効率小型バイオガス発電機
審査証明番号:第1946号
審査証明年月日:2020/3/17
有効期限: 2025/3/31
「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」について
詳しくは経済産業省 資源エネルギー庁ウェブサイトをご覧ください。
型番 |
BG30A |
BG60A |
|
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出力(kW) |
50Hz |
25 |
50 |
60Hz |
30 |
60 |
|
熱回収効率(%)※1 |
50Hz |
40% | |
60Hz |
|||
ガス消費量(Nm3/h)※2 |
50Hz |
14.3 |
28.6 |
60Hz |
17.2 |
34.4 |
|
回転数(rpm) |
50Hz |
1500 |
|
60Hz |
1800 |
||
発電効率(%)※3 |
50Hz |
32±2% | |
60Hz |
|||
ガス温度 |
10~40℃ |
||
ガス湿度 |
80%以下 |
||
気筒数 |
4 |
6 |
|
寸法(L×W×H) (mm) |
3268×860×1630 |
3890×1180×1720 |
|
質量(Kg) |
2000 |
3000 |
※1 諸条件により異なります。
※2 ガス発電量はCH4=55%(19.7MJ/Nm3)、発電効率32%時の消費量です。
※3 発電効率は使用環境により異なります。