南極観測用雪上車

その他

特徴

南極観測用雪上車気温マイナス90℃近くに及ぶ極寒地南極大陸において、日本の観測活動を支えているのが、100Sをはじめとする南極観測用雪上車です。南極の越冬期間における唯一の陸上移送手段として重要な装備である雪上車は、ボルト1本に至るまで耐寒性、信頼性を突き詰めた、まさに当社の長年にわたる技術の結晶といえます。


【南極大陸について】

南極大陸日本の昭和基地は南極大陸から約4,000メートル離れた島にあり、周りは海で囲まれています。
内陸調査が行われるドームふじ基地は昭和基地から約1,000km離れており、標高3,810mと富士山より高い場所にあります。


南極大陸内陸地域で使用する雪上車

SM100S SM100S ブレード車

ドームふじ基地調査用途として開発された内陸専用車です。極寒の中でも隊員の生活を保障する言わばキャンピングカーです。

ブリザード後の車両や橇の周辺除雪作業や南極大陸上の航空機滑走路の整雪用途として使用されています。

SM100S クレーン車

ドームふじ基地観測用の切削用途として開発されました。そりへの荷降ろしなど他目的な用途で使用されています。

 

昭和基地周辺で活躍する雪上車

SM40S SM30S 浮上車

昭和基地や大陸沿岸域の調査で一番多く使用します。乗車できる人数も多く荷物もたくさん積載できます。

昭和基地や大陸沿岸域で使用します。海氷を行動する場合に、もしも、氷が溶けていて水没しそうになっても浮上するので人員の脱出が可能です。

SM65S

観測船しらせが到着すると越冬用の荷物が運搬されます。その時にしらせと昭和基地の氷上の間を大きなコンテナを運ぶ目的で開発されました。冬期間には大陸入り口への物資輸送にも使用されます。